※自費診療になります。
光感受性薬剤という染色液で歯周病菌を染めます。この染色液が光を吸収すると活性酸素を発生し、歯周病菌を殺菌します。
歯周病の主な原因は、バイオフィルムと呼ばれるプラーク(歯垢)の付着です。このバイオフィルムは、歯の表面につくネバネバした細菌の集合体であり、以下のような要因によって付着しやすくなります。
こうした要因が重なりバイオフィルムが増加し、歯や歯茎の周りの細菌がバランスを崩すと歯周病が発症します。
さまざまな種類の細菌が集まり、互いに物質をやり取りしながら増殖。やがて、その細菌による毒素の影響で歯茎から出血が始まります。すると、血液中のたんぱく質や鉄分が一部の細菌の栄養源となり、さらに歯周病は悪化していきます。また、歯と歯茎の溝「歯周ポケット」の中は酸素が減少し、歯周病菌にとって快適な環境となってしまうのです。
この過程で、特に危険な細菌の集まり「レッドコンプレックス」が出現します。レッドコンプレックスを形成する主な細菌は以下の3種類です。
これらの細菌は、互いに協力しながら歯茎の深部に侵入して組織を破壊していきます。そして歯周病を著しく進行させてしまうのです。
レーザーによる歯周病治療は、こうした歯周病の原因菌を殺菌し、歯周病の進行を遅らせます。
治療に使用するのは、当院に在籍する日本歯周病学会認定「歯周病専門医」が厳選して導入したレーザー機器です。患者さまの負担の軽減を第一に考え、安心して治療を受けていただけるよう、治療設備を整えています。
レーザー治療に使用する機器「パクト400」は、ドイツの企業Cumdenteが製造する歯科医療機器です。(医療機器名:PACT400 医療機器届出番号:13B2X10179000010)
薬剤は使わず、光を用いた光線力学療法による歯周病菌殺菌システムによって治療を行います。
治療の際は、まずバイオジェル(光感受性物質)という染色液で歯周病菌を染色。バイオジェルが光を吸収すると化学反応を起こし、活性酸素を発生させて歯周病菌を殺菌します。レーザーは歯周病菌のみに反応するため、患者さまのお身体にとって、より安全な状態で殺菌が可能です。
レーザーによる歯周病治療にはさまざまなメリットがあります。薬剤の使用はなく、切開が不要でほとんど痛みを感じないため麻酔も必要としません。また、歯周ポケット内に薬剤を塗布する従来の治療法と比べて、歯周病の原因菌を短時間にて殺菌できるのも特徴です。
レーザーによる歯周病治療を導入している医院は、まだ多くはありません。当院の院長は日本レーザー歯学会認定「専門医」としてレーザーを使った歯周病治療に取り組み、お口の健康を取り戻すサポートをいたします。安心・安全な治療の提供に努めていますので、歯周病にお困りの方はぜひご相談ください。
基本的に痛みを感じることはありません。ただし、歯茎の炎症が強い場合には、少々の痛みを感じる可能性があります。痛みに不安をお持ちの方は、まずはご相談いただければと思います。
レーザーを使用した歯周病治療は、健康保険の適用外です。そのため、全額が自己負担となりますのでご了承ください。
レーザーによる歯周病治療は、殺菌によって症状を緩和したり、歯周病の進行を抑えたりする効果が期待できます。しかし、歯茎などの組織を再生させる治療ではないため、レーザー治療だけでは完治に至りません。
治療後も、ご自宅での丁寧なブラッシングや、歯科医院でのメインテナンスを継続的に行うことが大切です。これらのケアを怠ると、症状が再び現れる可能性があります。お口の健康を保つために、治療後のケアも重要です。
歯周病、歯周炎、歯肉炎にお悩みなら、浜松市中央区の歯医者「医療法人社団誠和会 浜松みなみ歯科」にご相談ください。重症化した歯周病も、負担の少ないレーザー治療で改善へ導きます。
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