浜松市中央区にある「医療法人社団誠和会 浜松みなみ歯科」に寄せられる、歯周病治療のよくあるご質問です。
歯周病です。
歯磨きで血が出る主な原因は、歯茎の炎症(歯周病)です。歯垢(プラーク)の中の細菌が毒素を出すことで歯茎が腫れているため、歯ブラシなどわずかな刺激により出血します。血が出るからといって歯磨きをやめると細菌がさらに増加して、歯周病がさらに悪化してしまいます。
軽度の炎症であれば、歯ブラシを7〜10日程続けることで出血が治まるという研究報告(LÖe H et al, J Periodontology. 36:177-187,1965.)があります。
歯ブラシを続けても出血が止まらない場合は、歯石の付着や深い歯周ポケット、あるいは別の疾患(血液疾患や服薬の副作用など)が隠れている可能性があります。
早めに歯科医院を受診し適切な検査を受けてください。
原因の一つが、歯周病です。
歯茎が下がったことを「歯肉退縮」と言われます。この状態は、歯肉が下がったことで相対的に歯が長くなったように見えています。
歯肉退縮の原因は、①歯周病②歯ブラシの圧が強い③矯正治療の影響④歯ぎしり・食いしばり⑤詰め物・被せ物が合っていない⑥歯並び・噛み合わせの影響⑦加齢⑧ホルモンバランスといわれています。
病的口臭の原因の一つが、歯周病です。
口臭には大きく分けて5つの種類があります。①生理的口臭②飲食物・嗜好品による口臭③病的口臭④ストレスによる口臭⑤心理的口臭です。
病的口臭の90%以上は口の中に原因があり、歯周病・むし歯・歯垢(プラーク)・舌苔・義歯の清掃不良などがあげられます。他の原因として、鼻や喉の病気・呼吸器系の病気・消化器系の病気・糖尿病・肝臓疾患などが原因で起こることもあります。
必ずしも抜歯になるとは限りません。
歯がグラグラする主な原因は、歯周病・噛み合わせの負担・歯根の先の炎症です。
歯を支えている骨の破壊が非常に進んだ重度歯周病の状態では、抜歯が検討されることがあります。しかし、保存を図る治療を行うことで改善するケースも少なくありません。
①徹底的なプラークや歯石の除去②噛み合わせの調整③隣り合う歯を一時的に固定する「暫間固定」④状況に応じた歯周外科治療などの治療法が挙げられます。
痛みがない場合でも歯周病の可能性は十分にあります。
歯周病は「サイレントキラー(沈黙の病)」と呼ばれ、気づかないうちに進行して歯を支える骨を溶かしてしまいます。
歯周病の兆候として、歯磨きの時に出血する・歯茎が時々赤くなる・歯が少しグラグラするようになった・歯茎が下がってきたなどが挙げられます。もしこれらの症状が一つでも当てはまる場合や長期間歯科医院で検診を受けていない場合は、歯周病の可能性があります。
痛みがなくても進行を防ぐためには、早期の検査と定期検診が重要です。
歯垢(プラーク)に存在する細菌です。
病原性が高い歯周病源菌(レッドコンプレックス)だけでなく、様々な細菌種の協働作業により全体の病原性が高まること(Microbial shift)が発症原因とされています。
徹底した歯磨きや歯科医院で歯周基本治療を行うことで、細菌に供給されている栄養を断ち口腔内の細菌量が減少すれば、歯周病は改善に向かいます。
プラークの残存や全身の健康状態の悪化による免疫力の低下が考えられます。
歯周病の原因は細菌です。毎日歯磨きをしていても磨き残しがあれば、細菌が増殖してしまいます。特に歯間部分において歯ブラシだけでは約60%のみしかプラークが除去されないため、デンタルフロスや歯間ブラシを使用することで効果的に除去できる研究報告(高世等 日歯保存誌48(2):272-277,2005)があります。
歯周病源菌は口腔内にいる常在菌です。毎日の歯磨きや補助器具の併用によりお口の中の細菌を少ない状態に保っていても睡眠不足・ストレス・喫煙・糖尿病などにより免疫力が低下することで、細菌と身体の抵抗力との共生関係が破綻し歯周病が悪化してしまいます。
洗口剤は歯周病の予防・改善に効果はあります。
洗口剤には歯茎の上に付着したプラークの破壊や殺菌およびプラークの再沈着を防止する効果がみとめられています。しかし、プラークを物理的に落とす作用や歯周ポケット内のプラークに対する効果は無いため、毎日の丁寧な歯磨きや歯科医院で機械的歯面清掃の代用にはなりません。
最初に歯茎の腫れや出血が現れます。次第に歯を支えている歯槽骨が吸収することで歯がグラグラし最終的に歯が抜け落ちてしまいます。
歯周病と糖尿病は関係があります。
歯周病と糖尿病は双方向に悪影響を及ぼします。
糖尿病が歯周病に悪影響を与える要因は、血糖値が高いことで身体の免疫力が低下することで、口腔内の細菌が増殖しやすくなり、歯周病が悪化します。
歯周病が糖尿病に与える要因は、歯茎の炎症を引き起こす物質が破れた毛細血管に入り込むことで、血糖値のコントロールを阻害します。
動脈硬化性疾患のリスクマーカーの一つである「C反応性タンパク(CRP)」は歯周病により上昇します。
歯周病により動脈硬化性疾患の発症や進行を抑制するといった明確なエビデンスは示されていません。しかし、歯周病によって引き起こされた炎症は動脈硬化のリスク因子となりうることが考えられることから、今後更なる検討が必要とされています。
「歯周病と全身の健康:特定非営利活動法人 日本歯周病学会編」より引用
はい、受けられます。
当院では必要に応じて主治医(内科、循環器科、整形外科など)と連携をとり、お薬の服用状況や全身状態を把握した上で治療計画を立てています。
血液をサラサラにする薬や骨粗鬆症を服用されている方でも、「治療で血液が止まらなかったらどうしよう」と不安に思う必要はありません。歯科治療のために薬をやめて良いか、やめる場合のタイミングも、すべて主治医と相談の上で決めています。
患者さんご自身の判断で薬を中断していただくことはありません。
日本歯周病学会認定「歯周病専門医」は日本歯周病学会により筆記試験・面接試験・症例試験を行い、治療技術・知識・実績を審査した上で認定する資格です。
抜歯は決して望ましい選択ではありませんが、時には最も健康的な選択となります。
抜歯が推奨される主な理由として、①重度の歯周病、②重度のむし歯、③歯根の先にある大きな感染、④歯の破損、⑤歯列矯正のためが考えられます。これらの状況では、歯を残しても将来的に他の歯に悪影響を及ぼす可能性があり、抜歯を行うことが口腔の全体的な健康を守ります。
ただし、歯科医師の専門分野や治療方針によって診断が異なることもありますので、ご相談ください。
当院では、光線理学療法(PDT)を応用した半導体レーザー治療を行なっています。
バイオジェルという染色液で細菌に色をつけ、そこにレーザーを照射します。バイオジェルが光を吸収すると活性酸素が発生し、殺菌するしくみです。
この治療のメリットは、器具が届かない箇所への殺菌効果があること、痛みがほとんどないこと、薬剤を使用しないので耐性菌が生じないことです。
治療の適応として、インプラント部位の歯周病に効果的です。
レーザー治療の費用は自費診療であり、1歯あたり990円(税込)です。
重度の歯周病によって破壊された歯茎(歯肉)や顎の骨(歯槽骨)、歯根膜などの組織を特殊な薬剤や材料を用いて回復させる外科的な治療法です。
再生療法適応の可否や使用される薬剤と材料は、失われた歯槽骨の形態によるので、事前の検査が必要になります。
はい、ご相談ください。
歯周病が進行してしまうと、歯石除去などの歯周基本治療だけでは改善が難しいケースがあります。また、日頃から丁寧に歯磨きなどのセルフケアを行っていても、なかなか改善しない場合は、歯周外科処置といった専門的なアプローチが必要になることがあります。
当院で検査を受けていただき、現在の状態について説明いたします。
当院は痛みに配慮した治療を行なっています。
歯周外科処置や再生療法では外科的な処置を行いますが、しっかりと麻酔を施します。術後に麻酔が切れると痛みや腫れが出る場合があるため、痛み止めや抗生剤を処方いたします。
歯周病の基本治療(検査・歯石除去・ブラシング指導など)と歯周外科処置やリグロスを用いた再生療法は保険診療です。
自費診療の治療は以下の通りです。
歯周病の程度や歯周病治療の段階によって異なります。
治療中の通院頻度は、症状や保険診療のルールによって異なります。保険診療のメインテナンスは1〜4ヶ月ごとの間隔です。
歯周病は生活習慣病なので、治療により数値が改善しても完治することは難しいです。
歯周病は治療により症状が改善しても、歯の磨き方や生活習慣の変化によって再発しやすい病気です。歯茎の状態が改善しても、①ご自身のセルフケア②歯周病安定期治療(SPT)③歯科医院での定期的な検診の3つの継続が大切です。
はい、基本治療などが終了した後は「歯周病安定期治療(SPT)」へ移行します。
改善した歯茎の状態を保つためには、定期的なメインテナンスが欠かせません。
定期検診を受けているグループと、症状が出た時だけ受診するグループでは、残存歯数に大きな差が出るという報告がされています。
研究報告
「The Significance of Maintenance Care in the Treatment of Periodontal Disease.」
Axelson P, and Lindhe J, J Clin Periodontol. 8:281-294, 1981.
歯周治療により改善した後、歯肉が腫れた時に対処療法を受けたグループは、2ヶ月に一度メインテナンスを受けたグループと比べて6年間で歯周ポケットは約1.5mm深くなった。
お口の検査と、歯科衛生士によるプロフェッショナルケアを行います。
具体的な内容は以下です。
これらの結果を考慮しながら、歯周病の進行度をチェックします。その上で、普段の歯磨きでは落としきれないバイオフィルムや歯石を専用の機器で除去します。
全ての方に同じブラッシング方法が適しているわけではありません。歯並びやお口の状態は一人一人異なるため、それぞれに合った方法でケアすることが重要です。
歯周基本治療についてご不明な点は、浜松市中央区にある「医療法人社団誠和会 浜松みなみ歯科」のよくあるご質問をぜひご参照ください。ページに掲載されていないご質問についてもお気軽にご相談いただけます。
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